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ナースメッセージ

上に伸びるより先ずは根を張る
2016年 04月 04日
 みなさん、こんにちは。今日は私が担当します。そろそろTRB研修「Take Root Below」も終盤です。TRBとはまだご説明してませんでしたっけ?いや、以前のメッセージで確かお話ししたような・・・。これは橋本動物病院に入社して最初の1年間、徹底的に新人に行う研修です。あっ、これは動物看護スキルとかそんな研修ではありません。もっともっと大切な研修です。そもそも橋本院長曰く、「技術面は動物看護師も獣医師も放っておいてもその内上達する、でも、人としての成長は社会人1年目での過ごし方でその後を大きく左右する、だからこそ、受け皿となる会社(ここで言うと橋本動物病院)は責任重大なんだよ。」と!なるほど・・・。学生時代は親におんぶで抱っこだったのが社会人になるとある意味責任を持たされるし、今までの様なわがままいっぱいの自分では社会人として通用するはずもない。だから社会人になると今までとは思いっきり生活が変わるし、我慢も要求されます。ある意味、忍耐を育てるチャンスとも言えます。でも、今までになく我慢をしたり慣れない職務やそれに付随する責任等々。だから心も体もストレスの塊に・・。でも、それらストレスの代償として“給料”が発生する。なるほど、世の中上手く繋がっているんですね。今更ながらに気が付きました。ただ、ここ橋本動物病院では給料をスタッフ(社員)の“努力賞”と銘打っているんです。だからいつでもどこでも前向きになっちゃいます。そう、“今月も努力賞”って感じで・・・。それだからかな〜!?わたし自身、仕事でかかるストレスを逆に愉しんじゃってます。(笑)
 そろそろ本題に。前置きがあんまりにも長くなり過ぎました。すいません!ええと、そう、TRBとは日本語で「根を張る」という意味でして、当院では最初から動物看護師としてスキル面を伸ばすことより先ずはすべてに共通する土台作りを重視します。「上に伸びることより先ずは根を張れ!」この職場に勤めていちばん最初に耳にしたフレーズです。なにやら奥が深いと言うかちゃんと意味があるそうなんです。木々に例えるなら“するする”と上に伸びるばかりでは少しの風が吹いただけでも倒れてしまう。しかし、先に土台となる根をしっかりと張っておくと強風はおろか台風が来たって倒れずに自身をしっかりと支えている。だからこそ“先に根を張れ!”なんですね。もちろん、母校から一緒に旅立った同期の友達からすると動物看護スキル面では後れをとったかもしれません。でも私たちはそんな事、全然気になりません。だっていつも目の前にはスーパー動物看護師の先輩方がいるからいつかはこうなれるんだって安心できるからです。だからこそこの1年間は私たちにとってはずぶ〜んと深く潜って人としての土台固めをしたのでした。TRB研修とはそのためにある訳だし、これで人生における台風や荒波が来たってへっちゃらです。(かな?)


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